(株)アイシン探偵(興信所) 代表の高橋です。
札幌市中央区在住のSさん(48歳)から依頼をお受けする。
別れた奥さん(K子さん 47歳)に彼氏がいるのか?の調査であった。
もし、彼氏がいないのであれば、二度目のプロポーズをしたいらしい。
Sさんは以前、探偵が調査をした方。
K子さんから10年前に依頼をいただき、Sさんの浮気調査をおこなった。
当時、Sさんの仕事は自営業で仕事も順調。
そして若い愛人の女性もいた。
その女性にマンションを買い与え、愛人宅のマンションに入り浸りであった。
紆余曲折があり、K子さんは離婚を決断した。
その時、探偵はSさんと面識を持った。
離婚後、なぜかSさんと探偵の不思議な関係が続いていたのだ。
「高橋さん、これから飲みに行きませんか?」などの連絡が入り、飲みに行くこともあった。
Sさんは探偵と会うたびに、K子さんとの復縁を望んでいることを言っていた。
Sさんは離婚後、自分の浮気をしっかりと反省し、
決められた養育費もきちっと払い、運動会や父親参観日なども参加していた。
実は探偵はK子さんとも連絡を取り合っていたのだ。
K子さんが子供のことや近況など、たまに連絡をくれていたのだ。
そして探偵はK子さんがSさんをすでに許しているのも分かっていた。
SさんからK子さんの調査を依頼された探偵は早速、動いた。
探偵 「K子さん、お久しぶり・・・ 明日、時間ありますか?」
K子さん 「はい、大丈夫ですよ」
探偵 「それじゃ、○○○で5時にお会いしましょう」
翌日 ・・・・・・・
探偵 「実はSさんがK子さんと再婚したいらしく、
彼氏がいるのか?を調べてほしいとの依頼を受けてしまいました」
K子さん 「ハ・ハ・ハ・・・・なに言ってるのかしらね・・・フ・フ・フ」とまんざらでもないようだ。
数日後、探偵はSさんと会い、報告をした。
探偵 「彼氏はいないようですよ」
Sさん 「そうですか・・・よかった」 「ところで調査は尾行したんですか?」
探偵 「うーん・・・それはナイショです」
Sさん 「費用はいくらですか?」
探偵 「プロポーズがうまくいったら請求書を出します」
Sさんは探偵がK子さんとずっと連絡を取り合っていたことも、
今回、直接、聞きに行ったことも全く知らない。
数日後・・・・ Sさんのプロポーズは成功した。
K子さんは探偵から事前に聞いていたので、
Sさんが真剣な顔で近付いてきたときには笑いをこらえるのが大変だったらしい。
Sさん、K子さん・・・ご結婚、おめでとうございます。
Sさん・・・今回の調査料金はサービスにしておきます。